桜の季節 (山形・岩手)
ども、こっさんです。
今回は「山形・岩手編」です。
桜だけではなく、周りの自然も一緒に楽しんでもらいたいです。
では、どうぞ。
山形県の最南端、飯豊連峰の山懐にあたる小玉川地区から樽口へ抜ける峠の頂上近くの一本桜。例年4月下旬~5月上旬が見頃。道路は冬季通行止めとなるため、桜を見るにはかんじきを履いて訪れます。展望台から眺める、雪が残る雄大な山並みと一本桜は情景は見事。桜の名所の中でも最難関のアクセスの場所といわれています。
標高約600mの西蔵王高原にある放牧場に咲くオオヤマザクラ群。標高が高いため山形市内では最も開花が遅く、見頃は例年4月下旬~5月上旬です。野草種の桜で、薄紅色の大きな花を咲かせるのが特徴。平安時代から自生しているといわれ、なかには樹齢100年ほどの大木もあります。草原と残雪の瀧山とのコントラストが美しく必見です。
鶴ヶ岡城の本丸、二の丸跡を活用した公園。敷地内にはお堀や石垣、樹齢数百年の老杉があり、城の名残を感じられます。山形県内でもっとも早く見頃を迎える約730本もの桜は、日本桜名所100選に指定され県内有数の桜の名所として知られています。4月中旬には「鶴岡桜まつり」が開催され、たくさんの出店で賑わいます。
鳥海山のふもとに流れる洗沢川沿いの約60本の桜並木。昭和33(1958)年の皇太子ご成婚記念として植えられたものです。残雪が美しい鳥海山を背景に、庄内らしい黒瓦、黒板、白壁の建物の町並みがどこか懐かしさを感じさせられる日本の原風景のよう。見頃の時季には提灯がともり、幻想的な夜桜も楽しめます。
約2kmほど続く、樹齢90年を超す約500本の桜並木は圧倒的な存在感。この桜の回廊のほかにも、293haの園内に約150種約1万本の桜があるといわれ、5月上旬まで見頃が続きます。また、北上川沿いの桜並木を上から望める陣ヶ丘も見どころのひとつ。公園は「日本さくら名所100選」「みちのく三大桜名所」に数えられています。
岩手山のふもとに広がる広大な小岩井農場。約100年前の明治40年代に植えられた桜(エドヒガン)は「小岩井農場の一本桜」と呼ばれ、人気の撮影スポットとして知られています。残雪の岩手山とのコントラストが美しく、上丸牛舎にあるおよそ90本の桜並木とともに、例年ゴールデンウィーク頃に見頃を迎えます。
標高約800mの亀ヶ森牧場にある一本桜。樹齢約300年といわれ、樹高およそ6m、幹回り3.5m、枝幅最大15mもの大木で、濃い紅色の大輪の花を咲かせます。見頃は5月上旬~中旬。私有地のため、桜の周辺は立ち入ることができず少し遠くから眺めます。山頂にある神社からは、宮古市の町並みや雄大な太平洋を一望できます。
いかがでしょうか。
一本桜のように、他の自然も合わせて楽しめるところばかりです。
一本の桜の木を大事に眺めるのもまた一興ですね。
続きます。